無意味なイベント
男女関係なく、パティシエなどお菓子にかかわる仕事をしていない人で、チョコレートの値段を当てることができるような人は、そうそういないであろう。もちろんこれと同様に、どこのメーカーのチョコであるかということなどが分かるようなチョコ利きができるひともそういるわけではない。
下手をすれば、手作りかどうかなどもわからない人もいるかもしれない。とくに男性は、このようなことに疎い人が多い。それを知ってであるのかは、わからないが、次のような少しずる賢い女性が出てくるのである。リーズナブルかつ見た目がそこそこなお菓子を探し出し、その中でも、少し形のいびつなものをチョイスしラッピングするという女性である。そうすれば、少々のことがなければ、規製品であるということは、ばれないであろうと踏んでいるわけである。
安くても、規製品であるため、わりとおいしいわけである。もしかすると、いつか、ばれてしまうかもしれないが、まぁ、それまでに料理の腕を上げればなんとかなると少し男性をなめてかかっているような節もあるように思われるが、逆を言えば、おいしい物をあげたいという気持ちと、自分はできる女性なのであるというプライドがあいまってこのようなかたちになってしまったのであろう。料理のできない自分であるという事を知られてしまい、嫌われてしまうことや、がっかりされることを考えてしまったのであろう。何ともけなげである。
ただ、これは、都合のいい考え方である。実際、このような行為を行う人の半分以上は、お返しを狙っている人である。箱から出してしまえばいくらのどの商品かもわからないし、下手をすれば、愛情のこもった手作りだともとることが可能になる。手作りのバレンタインには少々お返しを悩んでしまうものの、少し良い物を渡したくなる。この少し良い物を狙っている可能性も無きにしもあらずというわけである。規製品であろうとなかろうと、相手の気持ちをくみ取ることのできる人になることが、バレンタインを制す方法であろう。